ご挨拶
日本心理教育・家族教室ネットワークでは、第1回の横浜大会以来、年1回研究集会を開催してきました。この間、コロナ禍による中断などはありましたが、今回は2026年3月7日・8日の両日、山梨県甲府市にある山梨県立大学池田キャンパスにおいて、第25回心理教育・家族教室ネットワーク研究集会in山梨が開催される運びとなりました。今回は久々の完全対面開催として、同じ志を持ち、同じ時間と空間を共有し、同じものを目にしながら対話のできる場において、お互いに学びあいのできる集会が行われるように、準備を進めております。
今大会の大会テーマは「学ぶとはまことを胸に刻むこと」といたしました。私どもは第24回関東大会で提起された、情報や権力の勾配に敏感となりつつ、対話を通じて新たな可能性や希望を求める旅路を継承して、さらに歩んでいきたいと思います。その中で、私たちは「Psychoeducation心理教育」における「education教育」の意味を問い直したいと考えています。「教育」を従来の上下関係に基づいた、誰かのために望ましい人を生み出すこと、という意味から、education 本来の「その人の自然に伸びていく力をはぐくみ、成長を支援する」という意味に引き戻したい、そんな思いを抱いています。
第二次大戦中のフランスで、ナチス・ドイツのファシズムに抗った結果、教員や学生が被害を受けたストラスブール大学について詠んだルイ・アラゴンの「ストラスブール大学の歌」の一節には次のような一文があります。
教えるとは希望を語ること
学ぶとは誠実(まこと)を胸に刻むこと
大島博光訳
前回大会では希望が語られました。今大会ではこれを引き継ぎ「学ぶとはまことを胸に刻むこと」をテーマに、山梨の地で皆さまをお待ちしております。
会場となる山梨県立大学池田キャンパスは、東京から特急で約100分、甲斐の山々と温泉・自然に恵まれた甲府市にあります。プログラムに参加するだけではなく、職種やご本人ご家族といった枠組みを外した対話を味わい、学びあうには季節も絶好の季節です。 多くの皆さまとお会いできることを楽しみにしております。
日本心理教育・家族教室ネットワーク
第25回研究集会 in 山梨大会
大会長 吉尾 隆
実行委員長 中谷真樹









